2017年4月11日にIE9のサポートが終了し、3ヶ月が経ちました。 IE9の対応はもうしなくても本当に大丈夫なのかを、「サポートの終了前と終了後ではどのようにブラウザシェアが推移しているのか」「現在のブラウザのシェア」を基に3サイトで検証してまとめて見ました。 サポート終了の4月から7月までの期間を検証しています
IEのサポートについて
IE9は2017/04/11に、IE10は2016/01/13に全サポートが終了しました。 IE11については2025/10/14までサポートが続きます。
現状のブラウザシェアについて
Safari,Chrome,IE,Edge,Firefoxのシェア
3サイトのブラウザシェアをまとめたものが下のグラフです。 サイトA,サイトBではMacで見ているユーザーが多く、サイトCではWindowsで見ているユーザーが多いサイトとなっています。
サイトCではWindowsユーザーが多いこともありIEが少し多めですが、全体的にはIEでの閲覧が少ない状況にあるようです。
世界のブラウザシェア
下のグラフはStatCounterで見た世界のブラウザシェアです。
Chromeがもっとも多く、次いでFirefox、Safariとなっています。
Source:StatCounter Global Stats - Browser Market Share

国内のブラウザシェア
国内でのシェアは、世界でみた場合よりも差は少ないものの、やはりChromeが一番使われています。
世界でのブラウザシェアと大きく違い点としては、Chromeの次にIEが多い点です。
世界では極わずかでしたが、日本では多くIEで閲覧されているようです。
Source:StatCounter Global Stats - Browser Market Share

IE内でのシェア
上記までのブラウザシェアをみて見ると、どうもIE対応は必須なようです。(当たり前ですが) では、IEのどのバージョンまで対応するべきかを探るべくIE内でのシェア率をまとめてみます。
更に深く見て、IE内でのシェア率をまとめたものが下のグラフです。
2017/04 ~ 2017/07でのシェア率です。 IEでの閲覧のうち約95%がIE11で閲覧をしていました。
また、2016年の同じ期間と比べ0.3%ほどIE9での閲覧が下がっていました。 IE8での閲覧もいますが、IE11より前のバージョンでの閲覧は日に日に少なくなっているようです。
検証結果まとめ
- 現在の日本内ブラウザシェアはChromeが圧倒的に多く、次いでIEが多い
- しかし、IEでの中でもIE9のシェアは3%以下で、全体で見ると1%以下
サイトによってユーザーは違いますので、一概にIE11からでもOK!とまでは言えませんがほとんどのサイトではIE11からの対応でも大丈夫ではないでしょうか。
しかし、徐々に減ってきてはいるもののIE8やIE9での閲覧も少なからずはいますので注意が必要です。
余談
いつからIEはChromeに抜かれたのか
以前はIEの方が国内でのブラウザシェアは多かったですが、Chromeiに抜き去られたのは2015年9月、10月ごろのようです。 (表示に時間がかかるため画像で表示をしています。グラフはこちらでご覧ください。)

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